「フラワードリーム」は2009年より毎年開催しており、ＪＦＴＤが創立65周年を迎える本年の開催で記念すべき第10回目を迎えた「フラワードリーム」は、毎年大勢のお客様がオープン前から長蛇の列をおつくりになり、入場を心待ちにしていただいております。今年も多くのお客様が開場を待ちわびる中、ＪＦＴＤの佐藤慶喜会長らによるオープニングセレモニーで「フラワードリーム」が幕を開けました。花の香りに包まれた会場は、様々な展示やブース、ステージイベントをお楽しみになるお客様で、すぐにいっぱいになりました。

創立65周年記念事業として開催された第10回目の「フラワードリーム2018 in 東京ビッグサイト」の見どころのひとつは、5年に一度開催される「2018年グランドチャンピオン選手権」です。トップフローリストによる国内最高峰のフラワーデザイン競技会で、選りすぐりのトップフローリスト9名が、2日間にわたり熱い戦いを繰り広げました。その戦いを勝ち抜き、グランドチャンピオンに輝いたのは「小西　拓（こにし　たく）さん（小西生花店・石川県）」です。
「フラワードリーム」の最後のステージを飾った表彰式で小西さんの名前が発表された瞬間、
小西さんは大きなガッツポーズで喜びの表情を見せました。
　小西さんは「ありがとうございます。まさか優勝するとは思っていませんでした。やっとここまでたどり着けました。優勝はしましたが、これからも花のことを学んでいきたい」と言葉を詰まらせつつも、優勝の喜びを語ってくださいました。
壇上には奥様と2人のお子さんも登場し、家族で受賞を喜ぶ姿に、客席からは大きな拍手が贈られました。

また、2018年の日本一のフローリストを決定するフラワーデザイン競技会「2018ジャパンカップ」も行われ、「小泉　吉寿（こいずみ　よしひさ）さん（白楽花園・神奈川県）」が優勝を勝ち取りました。小泉さんは「ありがとうございました。優勝の為に頑張ってきました。くじけずやってきてよかったです。重たい賞ですが、これからも頑張っていきたい」と優勝の感想を述べました。

また、60歳以上のあのひとにバラを贈る、「ハッピーローズ・アワード」が第11回目の授賞式では今年の受賞者は中村雅俊さんが登場しました。ＪＦＴＤでは2011年から東日本大震災の復興支援を続けており、創立65周年の今年改めて東日本大震災の復興支援を風化させず、またハッピーローズ・アワードのテーマである「６０歳以上の輝ける方」の代表として、再び中村雅俊さんを選出いたしました。
中村さんは「ありがとうございます。（2回目の受賞は）不思議な驚きがありました。でも非常にうれしいです。まだまだやりたいことがいっぱいある。精神的、肉体的な元気もまだまだあるので、これからも人生をエンジョイしながら生きていこうと思っています」と受賞の感想を述べました。
ステージでは、中村雅俊さんが作曲しました、宮城県東松島市立鳴瀬桜華小学校の校歌「花になろう」を同小学生の6年生の皆様（26名）とともに復興への願いを込めてご披露いただきました。小学生とステージに上がるのは初めてとのことでしたが、息もぴったりで、未来へ向かって希望を発信する歌声が会場内に響き渡りました。

この他、一般公募による国内最大級の「プリザーブドフラワーコンテスト」、花キューピット各加盟店による、テーマに沿ったデザイン性豊かな商品を製作する力を競い合う「花キューピットグランプリ」、切花・鉢物・苗物・その他花関連商品の展示・販売を行う「フラワーマーケット」、フラワーデザイン教室を体験できるお子様からご年配の方まで楽しめる「花育・いけばなワークショップ」など、お子様から大人までの皆様が楽しめる企画を展開し、会場内のあちこちでお客様の笑顔が広がりました。

また、今年は会場入り口にて、花キューピット三重支部製作の母の日キャンペーンラッピングカー展示も行いました。
昭和５８年のＪＦＴＤ創立３０周年記念事業として実施した、４台の自動車で日本１周するキャンペーン「花と愛のチャリティーキャンペーン」をヒントに、花キューピット三重支部では、オリジナルラッピングカーを配達などに使用し、県内を一巡する「母の日にお花を贈ろう！花キューピット58三重支部 Heart to Heart　～みんなでつなぐ三重県１周キャンペーン～」を行なっています。今回はそのラッピングカーを2台展示いたしました。カーネーションとガーベラのアレンジメントでフルラッピングを施した華やかなキャンペーンカーが、会場をより一層華やかに彩りました。

「フラワードリーム」では、今年も会場内で会期中「東日本大震災復興支援募金」活動を行いました。募金総額は140,055円となり、大変多くの皆様にご協力をいただきました。この義援金は日本赤十字社を通じて、被災された皆様にお届けさせていただきます。その他、入場料と売り上げの一部を募金と合わせて義援金として寄付するなど復興応援活動を継続しています。

ＪＦＴＤは、「フラワードリーム2018 in 東京ビッグサイト」を通じて、皆様に広く「花の魅力」をお伝えし、「花のある生活」をご提案しております。
ご来場いただいた皆様が、花であふれる会場で「思いやり」「優しい心」「感謝の気持ち」などを育み、花がもたらすたくさんの笑顔が咲き誇ることを願っております。
 

＜実施概要＞

名　　称
「フラワードリーム2018 in 東京ビッグサイト」
（東日本大震災復興支援イベント）

会　　期
2018年 4月14日（土）13：00～19：00   4月15日（日）10：00～18：30

会　　場
東京国際展示場（東京ビッグサイト）　東2.3ホール

主　　催
一般社団法人　ＪＦＴＤ

共　　催
花キューピット株式会社
　
後      援
農林水産省／国土交通省／東京都／一般社団法人 日本花き生産協会／
一般社団法人 日本花き卸売市場協会／一般社団法人 日本生花商協会／
一般社団法人 日本インドア･グリーン協会／一般社団法人　全国花卸協会／
一般財団法人 日本花普及センター／公益財団法人 日本いけばな芸術協会／
公益社団法人 日本フラワーデザイナー協会／
公益社団法人日本家庭園芸普及協会／協同組合　全国花材流通協会／
株式会社大田花き／株式会社JF鶴見花き／株式会社JF兵庫県生花／
株式会社世田谷花き／東京フラワーポート株式会社／
株式会社東日本板橋花き／株式会社フラワーオークション・ジャパン／
株式会社南関東花き園芸卸売市場／株式会社　第一花き／
リリープロモーション・ジャパン／住友商事株式会社／日本航空　
※順不同　

入場料
1,500円（税込）、前売券1,000円（税込）　※高校生以下無料

主な内容
◆＜2018年グランドチャンピオン選手権＞　
4月14日（土）展示競技
4月14日（土）ブライダルブーケ競技（非公開）
4月15日（日）ブライダルブーケ競技（ステージ）
4月15日（日）サプライズ競技（ステージ）
2014年から2017年におけるジャパンカップの総合成績優秀者から上位10名を選出し、「グランドチャンピオン選手権大会」を開催。トップフローリストによる国内最高峰のフラワーデザイン競技会です。競技は合計3種目行われ、総合得点の最も高い競技者が優勝。
※2018年の出場者は9名。(1名辞退により)
今回の優勝者は小西　拓さん（小西生花店・石川県）です。

◆＜2018ジャパンカップ＞　
展示競技、ザ・ファイナル／4月14日（土）ステージにて
全国のブロック代表選考会、および花き関連団体からの推薦を加え、展示競技を行いました。サプライズ方式の公開競技（ディスプレイ）が行われ、2018ジャパンカップの優勝者を決定。
今年の優勝者は小泉　吉寿さん（白楽花園・神奈川県）です。

◆＜日本の伝統コーナー　伝統園芸植物の展示＞
世界に先駆け園芸文化が花開いた江戸時代。一大ブームを巻き起こした万年青、松葉蘭や富貴蘭など、伝統園芸植物の魅力を身近に感じていただきました。ワークショップも開催。

◆＜第11回ハッピーローズ・アワード＞　※4月14日（土）開催
花キューピットが提唱する、60歳以上のあの人にバラを贈る「Enjoy60!Happy Rose」のコンセプトをもとに行われる「ハッピーローズ・アワード」。
第11回目の受賞者は、中村　雅俊さんです。

◆＜花キューピットグランプリ＞
毎年テーマを設け、花キューピット加盟店が商品開発を視野に、アイデアと技を競い合うコンテスト。
今回の優勝者は勝田　恵さん（マルキ生花店・愛知県）です。

◆＜プリザーブドフラワーコンテスト＞
「今咲き誇れ希望の花」をテーマに、国内最大級のプリザーブドフラワーコンテストを開催。
ギフト・ウエディングブーケ・フラワーアクセサリー部門に分け、プロ・アマチュア問わずに集められた応募作品の中から、予選を通過した約200作品を展示しました。
今回のゴールドアワード、ウェディングブーケ部門の清水　敦美さん（神奈川県）です。

◆＜日本いけばな芸術協会展示＞
日本の300を超える流派が集う、いけばな界最大の団体として全国各地で展覧会を開催し、いけばなの普及と発展に努めています。
10流派による作品展示といけばなワークショップを行いました。
 
◆＜フラワーマーケット＞
切花・鉢物・苗物・その他花関連商品の展示・販売を行います。見る・知る・買う・体験する楽しさをご提供。

◆＜フラワートレードショー＞
花き関連資材メーカー・商社などが一堂に会する国内最大級のビジネスショー。プリザーブドフラワー、アーティフィシャルフラワー、ドライフラワー、フラワーベース、リボン、ラッピング等、あらゆる花資材などの最新トレンドや商品の情報を発信いたします。生花店、ブライダル関連、教室主催者等のプロの皆様には絶好の資材調達・商談の場です。

◆＜JAL CUP 2018＞
テーマ：「門出　～旅立ちの時に～　」
プロ・アマを問わず広く一般公募で作品を募集。花のある生活や花贈り、花飾りをプレゼンテーションしていただきました。
今回の優勝者は杉本　一洋さん（岡山県）です。
主催：JALカップ実行委員会
共催：一般社団法人ＪＦＴＤ
特別協賛：日本航空
 

[PRTIMES]
一般社団法人JFTD

2018年4月19日 18時57分